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《考察4》 ヤヤ・バラード

 今回はヤヤ・バラードについてモダンでの活用方法があるのか考察していきたいと思います!

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Jaya Ballard / ヤヤ・バラード (2)(赤)(赤)(赤)

伝説のプレインズウォーカー — ヤヤ(Jaya)

[+1]:(赤)(赤)(赤)を加える。このマナは、インスタントかソーサリーである呪文を唱えるためにのみ使用できる。

[+1]:カード最大3枚を捨て、その後その枚数に等しい枚数のカードを引く。

[-8]:あなたは「あなたはあなたの墓地からインスタントかソーサリーであるカードを唱えてもよい。これにより唱えたカードがあなたの墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。」を持つ紋章を得る。

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マナ加速、手札入れ替え、墓地活用といった3つの能力で構成されています。雇われ魔導師という背景ストーリーを反映しているためか、自らは全く盤面に干渉せず、全ての能力がそれ単体では意味を成さないという特殊なPWです。

ヤヤバラードを生かそうと思うなら、デッキ構築をかなり工夫する必要がありますね。インスタントとソーサリーを多用する、赤系のコントロールが相性が良いかと思います。

それでは、個別の能力を見ていきたいと思います。

 

 

[+1]:(赤)(赤)(赤)を加える。このマナは、インスタントかソーサリーである呪文を唱えるためにのみ使用できる。

マナ加速です。インスタント、ソーサリーであれば、赤でなくとも良いため、各種X呪文等にも活用する事が出来ます。

出したターンに、3マナのスペルを使う事ができれば、差引2マナで唱えた事となり、かなりお得ですね。赤い除去スペルを使う事で、間接的に自衛出来る能力です。

他にモダンで3~4マナで赤で相性の良さようなスペルを探してみた所、下記のような物がありました。

 

Stone Rain / 石の雨 (2)(赤)

ソーサリー

土地1つを対象とし、それを破壊する。

 

Molten Rain / 溶鉄の雨 (1)(赤)(赤)

ソーサリー

土地1つを対象とし、それを破壊する。その土地が基本でなかった場合、溶鉄の雨はその土地のコントローラーに2点のダメージを与える。

 

土地破壊とは相性が良いですね。こちらの2枚は生み出すマナを丁度使いきる事が出来ますし、奥義まで繋げる事が出来れば、継続して相手の土地を攻め続ける事が出来ます。

 

 

Thoughts of Ruin / 荒廃の思考 (2)(赤)(赤)

ソーサリー

各プレイヤーは、あなたの手札にあるカード1枚につき土地を1つ生け贄に捧げる。

 

あまり見慣れませんが、神河救済の土地破壊カードです。手札が3~4枚もある状態で打てば、お互いほぼ土地が空になります。

一方でこちらは、プラス能力でスペルを使う事が出来るため優位に立てます。そのまま奥義に繋げてコントロールしきって勝つという戦略です。

 

 

Hammer of Bogardan / ボガーダンの鎚 (1)(赤)(赤)

ソーサリー

クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ボガーダンの鎚は、それに3点のダメージを与える。

(2)(赤)(赤)(赤):あなたの墓地にあるボガーダンの鎚をあなたの手札に戻す。この能力は、あなたのアップキープの間にのみ起動できる。

 

ヤヤを唱えられる5マナまで伸びていれば、次のターンから、+能力と組み合わせて毎ターン3点除去を打つ事が出来ます。

マナ効率は悪いですが、ビートダウンが相手であれば、毎ターン3点の除去は脅威になりえます。

ボガーダンの槌自体が各種コントロール相手にも有効なカードでもあり、思ったより隙の少ない組み合わせかもしれません。

 

 

Anger of the Gods / 神々の憤怒 (1)(赤)(赤)

ソーサリー

神々の憤怒は各クリーチャーにそれぞれ3点のダメージを与える。このターン、これによりダメージを与えられたクリーチャーが死亡する場合、代わりにそれを追放する

 

ヤヤを戦場に出し、これで盤面を一掃出来れば、かなり有利な盤面となります。

 

 

[+1]:カード最大3枚を捨て、その後その枚数に等しい枚数のカードを引く。

ルーター能力です。捨てるカードは自由に選ぶ事が出来るので、確実に墓地と手札の質の向上が狙えます。モダンでは<紅蓮術士の昇天>等と総じて相性の良い能力ですね。

各種墓地利用、マッドネス等と相性が良く、奥義使用時の弾を増やす事も出来ます。

 

 

[-8]:あなたは「あなたはあなたの墓地からインスタントかソーサリーであるカードを唱えてもよい。これにより唱えたカードがあなたの墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。」を持つ紋章を得る。

 

「炎の中の過去」、「ヨーグモスの意思」の如く、墓地のスペルが使用可能になり、膨大なアドバンテージを得られます。強力ですが墓地対策されると脆く、起動して即勝ちという能力でもないので過信は禁物。

 

 

明確なアドバンテージを得る能力は奥義のみですが、他のカードのサポートがあると、嵌れば強いタイプのPWですね。構築のしがいがあります。

コンボ向きの能力が一通り揃っていますが、このカード自体が重いため惜しい所です。モダンでは赤絡みのコントロール、赤単氷雪コントロール等に入れて試してみたいカードです。