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《考察1》  ドミナリアの英雄、テフェリー

こんにちは、今回は個別のカードについての紹介をしたいと思います。

 

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Teferi, Hero of Dominaria / ドミナリアの英雄、テフェリー (3)(白)(青)

伝説のプレインズウォーカー — テフェリー(Teferi)

[+1]:カードを1枚引く。次の終了ステップの開始時に、土地2つをアンタップする。

[-3]:土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番上から3枚目に置く。

[-8]:あなたは「あなたがカードを1枚引くたび、対戦相手がコントロールしているパーマネント1つを対象とし、それを追放する。」を持つ紋章を得る。

 

フルスポイラー公開時はカーンのインパクトが強かったせいか、

このカードは若干影に隠れており、「コントロールだと強い」という評価はもちろんされていましたが、

どの程度強いかまでの考察はされていなかったように思います。

 

 

能力はそれぞれアドバンテージ獲得、除去、ゲームに勝つと一通り必要な能力を持っており、スタンダードのコントロールデッキに採用される事は明白です。

更に最近の大会の結果を見ると、モダンでも十分通じるカードである事が判明しました。なんとあの精神を刻むもの、ジェイスを押しのけてまで採用しているリストもある程です。

比較対象があの神ジェイスだなんて、もの凄い事ですよね、、、

 

個別の能力について見ていきます。  

[+1]:カードを1枚引く。次の終了ステップの開始時に、土地2つをアンタップする。

確実にアドバンテージを獲得しつつ、土地を2つアンタップ。シンプルですが後半の土地アンタップこそがこのカードの強さの根幹です。2マナ立っていれば、多数の妨害スペルを構えられ、テフェリーを守る事が出来ます。

これはどういう事かというと、 

ジェイス  → 本体4マナ+妨害スペルのための2マナ = 計6マナ

テフェリー → 本体5マナ(妨害用の2マナを含む)    = 計5マナ                                          

 

2マナの妨害スペルを構えつつ着地という条件下の場合、ジェイスより「軽い」んです。

多くの場合、フルタップでPWを唱える事にはリスクが伴うので、マナを構えつつ出す事を考慮するとこの1マナの違いは大きいように思います。

着地したターン以外でも、ソーサリータイミングで動きやすくなるメリットもありますから、強力である事は間違いありません。

 

 

更に、着地後に2人共ハンドアドバンテージを得る行動をした場合、忠誠度は

ジェイス  3

テフェリー 5

 

上記の通り、テフェリーのみ火力圏外になります。この2の違いは、モダンでは大きいでしょう。

 

 

[-3]:土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番上から3枚目に置く。

ライブラリーへのバウンスです。消費する忠誠度が大きく、連打する事は出来ませんが、ライブラリーの3番目に置く事で、再度唱えられる事を、先延ばしにする事が出来ます。

その隙に対策カードを探しにいけばいいのですから、ほぼ除去と考えて間違いないです。スタンでは各種機体にも対応出来ます。マナ効率で見た場合、予期せぬ不在のX=2相当、4マナ相当の能力となりますので、PWが残る事を考えたら返しで除去されたとしても、最低限の仕事は出来ているのではないかと思います。

 

 

[-8]:あなたは「あなたがカードを1枚引くたび、対戦相手がコントロールしているパーマネント1つを対象とし、それを追放する。」を持つ紋章を得る。

この能力を使えるまで守りきる事が出来るのであれば、既に勝てていますね。相手によりますがそのまま+を連打しても十分勝てる状況だと思います。

 

アド獲得、自衛、ゲームを終わらせる能力を持っており、強いの一言ですが予想以上に強かったというのが現在の評価でしょうか。

5月31日時点で通販の売値が5,000円を超えている所が多いですね。このままスタンダードの大きな大会で結果を残せば6,000円を超えるまで高騰するのではと見込んでいます。

カードパワーが高い事は明白ですが、青白絡みのコントロールという、入るデッキは限られていますので、発売から時間が経ってパックが十分に剥かれ、欲しい人に行きわたった後は、3,000円~4,000円に落ち着くのではないかと予想しています。